Dig a Pony

2014.12.07 Sunday
ディグ ア ポニー



何年前から
現れたのかは
よく分かっていない

ただ
今は夢中なんだ
それは彼であったり
彼女であったりする

時には
サタンであり
ゴッドでもあったりする

とにかく
僕は夢中なんだ

昔は少しだけだったんだけど
今は
一緒に過ごすことが多いよ

Cafeでお茶をしていて
窓から外を見る
道路の向こう側に立っていたりするのさ

僕は慌てて勘定を済ませ
外に出る
今日は髪の長い丸眼鏡をかけた男さ

僕は彼を道路の反対側から
追いかけるのさ
付かず離れずってやつさ

男は人気のない角を曲がった
僕は急いで道路を横切る
途中で車にひかれそうになって
クラクションを鳴らされたさ

運転手が車の窓からなにか言っている
僕は気にせず進んだ

同じように角を曲がった
細い路地
前方には居たよ

でも
もう女に変わっていた
ツイギーみたいな
ショートカットの女の子に

驚かない
毎回のことさ
一定距離を保つ

路地の奥は次の通りに出る
女の子は通りに出る手前で建物の中へ
僕も慌てずその建物の中へ

大きな扉を開け中に入ると
これまた大きな螺旋階段が
上へ上へと伸びていた

僕は見上げた
何階まであるんだろうか
分からなかった

手すりに手がかかっている
およそ三階くらいの所に
僕も後を追った

螺旋階段を上った
クルクルと
時々上を確認した

まだまだ上がある
女の子の手は消えていなかった
また上を目指した

途方もなく
上った
途方もない螺旋階段が
伸びた先に

最初は気づかなかった
およそ二十分くらい上った
ようやく気づいた

螺旋の円が狭くなっていってる
階段幅はそのままのようだ
階段同士が接近してきている

上の方で
バタンッという音がした
もうすぐだ

ようやく扉の前に来た
鉄製の重そうな扉だ
なかなか開かない

ほぼ体当たりするカタチで
扉は開いてくれた
部屋か?屋上か?

森だった
喜んだ
僕は森が好きだからね

右手の方から
ガサガサ音がした
そちらを見たよ

女の子は馬に変わっていたよ
もちろん驚かないさ
馬についていった

今度は離れず
馬と共に歩いた
左手を馬の首にまわし

馬の赴くままに
途中で月の犬を拾った
犬はポケットにしまった

馬と歩いた
寒くなってきた
足元には雪が

前方に何かが見えた
近付いていった
雪がちらついてきた

また扉があった
プレートがかかってある
古ぼけていてよく読めない

ナンバーが書いてる
という事はわかった
それは部屋番号なのか?

13-2

なんだろう?
馬は器用にドアノブを咥え
扉を開けた

馬が先に入っていった
そして
僕も後に続いた

部屋は意外と広かった
ホテルのスウィートのようだった
馬を見失った

いくつか部屋があった
ベッドのある部屋
大きな浴槽のある部屋
書斎のような部屋
くつろぐ為の部屋
バーカウンターがある部屋
クローゼットの部屋

色々見て回った
最後から三番目の部屋
13と書かれた部屋に入った

奥には暖炉がある
右手には夜景が
エッフェル塔らしきモノが見えた

暖炉の間には大きな椅子が二脚
その間には小さなテーブル
暖炉は赤々と燃えている

片一方の椅子には誰かが座っていた
今度は誰だろう
ワクワクした

僕は空いた方の椅子に座った
静かだ
火がパチパチ言っている

それは話しかけてきた
"やぁ 調子はどうだい?"
僕は答えた
"最高さ 君がいるからね"
それ
"そろそろ新しい女が欲しい"

"もちろんさ 僕もそれを考えていた"
それ
"それは良かった 楽しみだ"

"喜んでもらえるなら 当然さ"
それ
"ありがとう お礼にキスをしていいよ"

僕は震えた
それに夢中だからね
何でも願いを叶えてあげたいんだ

それの方に顔を向けた
それは暖炉の炎に照らされ
後ろはそれの影がモヤモヤと揺れている

僕は静かに立ち上がり
それの前に行き
膝まづいた

男でも女でもサタンでもゴッドでも
あり
男でも女でもサタンでもゴッドでも
ない
それ

美しい
興奮しているのがわかる
股間が熱くなっている

ゆっくりと
それに
キスをした

感動的なシーンさ
頬に涙が伝う
快楽が全身を支配する

今日はここまでだ
目を開けると公園の中だ
股間が冷たい


Because・・・・






ディグ ア ポニー
ザ ビートルズ



僕はポニーが気に入ってる
何でも好きなものを賞賛すればいい
何でも好きなものを賞賛すればいいんだ

僕は無謀運転をする
どこへでも行きたいところに突き進めばいい
どこへでも行きたいところに突き進めばいいんだ

言っただろう
欲しいのは君だけ
すべてを君の望むとおりにしてあげたい
だって・・・・

僕は月の犬を拾う
自分の内にあるあらゆるものを発散してごらん
自分の内にあるあらゆるものを発散してごらんよ

僕は石ころを転がす
君は知ってる人みんなを真似ても構わない
君は知ってる人みんなを真似ても構わないんだ

言っただろう
欲しいのは君だけ
すべてを君の望むとおりにしてあげたい
だって・・・・

僕は嵐が吹くのを感じる
見るもの全部を指し示せばいい
見るもの全部を指し示せばいいんだ

僕は孤独な寂しい男
君の漕ぐどんなボートもシンジケート化できる
君の漕ぐどんなボートもシンジケート化できるんだ

言っただろう
欲しいのは君だけ
すべてを君の望むとおりにしてあげたい
だって・・・・





Dig a Pony
The Beatles


I dig a pony
Well, you can celebrate anything you want
Yes, you can celebrate anything you want

Oh, I do a road hog
Well, you can penetrate any place you go
Yes, you can penetrate any place you go

I told you so
All I want is you
Everything has got to be just like you want it to
Because ...

I pick a moon dog
Well, you can radiate everything you are
Yes, you can radiate everything you are

Oh, now I roll a stoney
Well, you can imitate everyone you know
Yes, you can imitate everyone you know

I told you so
All I want is you
Everything has got to be just like you want it to
Because ....

Oh, now I feel the wind blow
Well, you can indicate everything you see
Yes, you can indicate anything you see

Oh, now I could and lonely
Well, you can syndicate any boat you row
Yeah, you can syndicate any boat you row

I told you so
All I want is you
Everything has got to be just like you want it to
Because・・・・